ストーリー

『ママ見て!』吹き抜けリビングから長女の声。キッチンから顔を上げると、チアの技を練習中。屋根裏ロフトを見上げれば、長男がレゴで何か作っている。キッチンに立つだけで、2人の『今』が全部見える。

『子どもが自分でできるようになってほしい』『でも家事で疲れたくない』『2世帯でも、それぞれ心地よく』—Y様ご家族の想いから生まれた家です。吹き抜けの開放的な2階LDK。屋根裏ロフトからリビング、そしてキッチンまで視線がつながる空間。無垢材の温もり。家族3世代が心地よく暮らす家です。

食器棚は全て子どもの手が届く高さ。脱衣室の収納も、タオルも下着も子ども目線。梁にはターザンロープとハンモック。無垢床でバク転も練習できる。吹き抜け越しに気配を感じながら、屋根裏・リビング・1階、それぞれの居場所で過ごす。3世代が心地よい距離感の家です。

子どもの成長

吹き抜けで見守れて、子ども目線の収納で自分でできる。この2つが、驚くほどの成長を生みました。

朝の支度が、自走するようになった。

以前は『早く着替えて!』の連呼。今は寝室→脱衣室→洗面→リビング、10秒で自走。タオルも下着もパジャマも、全部自分で取れる高さだから。『ママ、取って!』が消えました。

配膳も片付けも、当たり前に。

『お皿出して』『コップ取って』—以前は毎食この繰り返し。今は全部自分でできる高さの食器棚。配膳も片付けも、自分で。この小さな習慣の積み重ねが、責任感を育てています。

体を動かす遊びが、チアリーディングへの目覚めに。

梁を利用したターザンロープやハンモック。やわらかい無垢床のリビングで、バク転にも挑戦できる。体を動かす楽しさを知った長女は、やがてチアリーディングに目覚め、今では毎日自主練習。キッチンから見守れるから、親も安心。「今日は3回成功した!」と報告してくれる笑顔が、何よりの成長の証です。

「僕だけの安心ロフト部屋」が、好きを育てた。

屋根裏のロフト部屋は、長男の秘密基地。キッチンからも見えるけれど、自分の好きが詰まった空間。ここでレゴに集中し、宇宙への興味を深め、ついには小学校高学年で種子島へのホームステイや期間学校に参加するまでに。好きなことに集中できる居場所が、子どもの可能性を大きく広げました。

2世帯だから、居場所がいっぱい。

1階のおじいちゃん・おばあちゃんの家、2階の自分たちの家。親世帯にとってはかわいい孫。色々な目があると承認されやすい。「すごいね!」「よくできたね!」と、たくさんの大人から声をかけてもらえる環境が、子どもの自己肯定感を育てています。

家族の新しい風景

自分でできるが増えた子どもたち。その変化は、家族全体の空気も変えました。

親の「見守り」が、自然にできる空間。

キッチンから吹き抜けを見上げればロフトで集中する長男、視線を下ろせばリビングで練習する長女。洗濯物を干しながらでも、料理をしながらでも、常に子どもの様子がわかります。「ねえ、見て!」に、すぐ応えられる。この距離感が、子どもの安心感と親の安心感、両方を育てています。

目線の下に収納が集まると、家事が本当に捗る。

食器棚も調理器具も、全て目線の下に配置。かがまず、背伸びせず、自然な動きで物が取れる。子どもも使いやすく、親も楽。洗濯、干す（外干ししてもLDKから見えない場所で生活感を出さない）、収納の動線が短い。家事が楽だと子どもとの時間を増やせる。自分の時間も増やせる。ストレスフリーです。

2世帯でも、それぞれの暮らしを大切に。

1階には独立したおじいちゃん・おばあちゃんのLDK、2階に家族のLDK。それぞれの生活リズムを尊重しながら、同じ建物の中で安心して暮らせる。子どもたちが1階に遊びに行けば、祖父母との時間が生まれる。「今日、おばあちゃんと何して遊んだの?」—干渉しすぎず、でもつながっている。それが、この家の2世帯スタイルです。

イライラが消えた朝の風景。

10秒動線と子ども目線収納で、朝の支度が自走。親の家事も減った。『早くして!』が『いってらっしゃい』に変わりました。

吹き抜けに響く、『見て!』の声。

吹き抜けで開放的な2階LDK。無垢材の温もり。家族が自然と集まる。長男はロフトで『見て、これ作った!』、長女はリビングで『見て、できた!』。時々1階から祖父母も上がってくる。会話が自然と生まれます。

親が満たされると、子どもも満たされる。

親が満たされていないと、子どもは賢いからすぐわかる。アウトドア、無垢床、漆喰壁、開放的な吹き抜け、日当たり、楽家事、DIYした思い入れの空間。親も祖父母も、好きな空間でリラックス。2階で子育て、1階で祖父母。心地よい距離で、3世代が幸せです。